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つづく、赤味と茶色味の落ち葉の道。

気をとりなおして、さらに進む。
前回の、ぽよぽよ公園での落ち葉の道と同じように、落ち葉の道がくり広げられていた。

踏まれるごとに聞き心地のよい音が入ってくる、歩くごとに季節を感じ、無理に誰かと喋らなくても気まずくなりにくい。落ち葉の続く道は見ているだけでも楽しい、それ自体が巨大な絵のようだ。

「落ち葉が一面に続いているね、それだけで楽しくならない?」
まあ、いまは前回のリーマンと違ってギャルの隣である、こんな感じで気さくに話をかけることができる。
「ねー、この上で寝っころびたくなっちゃう」
ギャルも気ままに返事をしてくれる。

「おいおい、この上で寝っころぶって、でもこの上で昼寝をしたくなる気持ちは分かるかも」
「でしょー、だった暖かそうなんだもん」
なかなか頷ける発想だ、赤味と茶色味、たまに黄色味が妙に暖かさを連想させる。
さらに下にある土とあわせて軽いクッションの役割をしているので、コンクリートと違い足の裏からの大地への踏み心地が柔らかく、健康にも良さそうな雰囲気だ。

落ち葉ってのは、この時期のウォーキングの醍醐味のように思えてくる。

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ぷにぷに通りに入る

やがて、ぷにぷに駅の周辺から、結構離れてぷにぷに通りの入り口へと着く。
ようこそ!ぷにぷに通りへ!!
の大きな垂れ幕式の看板が風に揺れ日光を反射している。
この反射感がいかにもアウトドア派の娯楽への入り口だと物語っているようだ。
看板をそのまま通り抜け、いよいよぷにぷに通りの中へ。

ガイド気分のチビ女がが案内する。
「みんなー、ぷよぷよ通りです。ときどき時間がある時に気晴らしにここに遊びに来ますけど、いつきても良いものです」

右と左の両方から生えている木がとにかくデカい。
葉っぱ、葉っぱ、葉っぱ。とにかく葉っぱが大きな屋根と化して覆い被さっているイメージだ。
天然のパラソル、いやトンネルのようにすら思えてくる。
それにしても、心地よい。
自然のヒーリング効果というのか、森林浴というものにも興味が出てくる、そんな空間が都会の中にもあった。

そしてこのヒーリング効果のある天然の通りには木造の店が点々とある。
木造の建物というのは落ちつける暖かみがある、それに木目という素晴らしいデザイン付きだ。
現代社会では、すっかり少なくなってしまった。
それだけに触れる機会があるときに触れておきたいものだ。

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紅葉の木までの道のり

一同、まっすぐと展望台から確認した紅葉の木へと向かっている。これ以上ないぐらい紅葉の木に向かって一直線だ。皆の気持ちはお互いに分かっている、今まで歩いてきてだいぶ体力を消耗しているので、さっさと着きたいのである。
紅葉の木に近づくにつれて、生えている木の割合が増えてくる。ここぞチャンスとばかりに百合さんが口を開く。
「皆さーん、周りを見てください、豊かな緑ですねー。緑には気持ちを癒す力があるそうですよ。森林浴っていいますよねー」
皆の疲れた気分を察してか元気づけようとしてくれている。ギャルもそれにのる。
「じゃあ今はウォーキングと森林浴を兼ねているって訳だ。一石二鳥じゃーん」
そこへチビ女が、するどい突っ込みをはなつ。
「森林浴って、座ったり寝ころんだりして、まったりした状態でするもんじゃないのー?」
「あら、歩きながらでも、森林浴のうちに入るのでなくて?」
すかさずオバサンがフォローする。
別にどっちでも良いが、女子達の口数が増えているような気が。腹が減っている気を紛らわすためだろうか。

さらに進むにつれ葉っぱやら樹木やらが、どんどんと視界に増えている。と同時に道の険しさもます。

そのときデブが本音をはなった。
「腹へったー」
「そうですね、帰りに駅前のファミレスよりでもましょうか、コンビニでのパンフレットのコピーもありますし。」
このあと、皆で食事かそれも悪くはない。
落ち葉を踏む音が、ぱりぱりと鳴っていく。聞きごこちのよい音だ。自然の恵みのメロディーといったところだろうか。

もう紅葉の木も近いであろう。

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中華料理店のセットメニュー

てことで、注文。
「マーボー丼とラーメンのミニセットを頼みたいのですが、マーボー丼のご飯を大盛りにする事って出来ますか?」
「ハイ、デキマスヨ」
「では、マーボー丼と、このラーメンのミニセットで」
マーボー丼を半分ぐらい、むしゃぶりついた後にラーメンも味わってみた。
スープの色は透明であり、あっさりとした塩味。言い換えるならば海の味がする、波が轟くような。
そして麺の上には担担麺の細かい挽肉のようなアレとその上に小さいエビが横たわっている、食べてみると挽肉のようなものはカリカリとした食べ物であったが名前が分からない。
乾燥したベーコンを細かく砕いたような感じである、カップヌードルに入っている丸まったエビの形のような小さいエビは普通であった。
その他には韮がラッコのように優雅に泳いでいる、この韮だがかなり重要であり、これがあるかないかで大分ラーメンの印象が変わってくる。

とにかく今日の昼職はサブメニューのラーメンの印象が残った。
ただラーメンの名前は忘れた。
インターネットで色んな単語を打ち込んで調べたが、なかなか思うように名前が分からない。
後になってから知りたいと思ったものほど、なかなか見つからないものだ。

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似たような味のメニュー

ビーフパスタとビーフライスを注文。
まずはソースの部分をスプーンですくって口に運ぶ。
ビーフ味のソースが舌の上で柔らかく滑っている。
飲みこむ前に舌全体でゆっくりとソースの味を感じ取る。
こうして二つとも良く味の中を分析しながら食べた。その結果、同じ「ビーフ」と付くメニューだが、この二つは何と掛かっているビーフソースそのものは一緒で肉も同じ。
何が違うかというと、『パスタかライスか』ただそれだけの違いである。
それならば『クリームパスタとビーフライス』のように、かけられているソースそのものが違うメニューの組み合わせのほうが味のバリエーションが増えてお得感があるではないか。
もっとも、よほどビーフソースが好きであるなら話は別だが。

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あつき休みの日のランチタイム

昼過ぎまでに用をすませて、地元へもどる。
さっそく、行きつけの店へとランチにいく。きょうは朝食をとっていないので腹ぺこだ。
モーニング、ランチ、ディナーとそれぞれ違う店で行きつけがある。
ランチはいろんな場所をめぐってみたが、いまの行きつけ店についての特徴は、なんと言っても窓から差し込む穏やかな白の日差しの光が美しいことだ。

そのさまは、まるで多数の小さい天使が、掃除をしているようである。

サラダバーでサニーレタス、キャッベツ、キュウリ、ダイコン、ニンジンなどの野菜がとり放題。
日差しが差しこむなかでの野菜盛りは、さぞかし健康的に見える。
週に一度でいい、このようの癒しのときが必要だ。

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あつき休みの日の住宅街

休みの日に、用があって住宅街へ。
住宅街といっても広い、景色がよく見通せる広さであり、緑が豊富である。
ケヤキ、イチョウ、サクラ、ヒノキ、アカマツなどが有名どころか。
緑が多いとふつうにリラックスが出来るし、自然という風景がビジュアル的にも癒しをもたらす。

それにしても暑い。
まえから、黒の模様の白髪の老婆が日差しが眩しいらしく、片手で額の前を覆い隠しながら歩いてきた。
反射で前が見えないのであろうか危うくぶつかりそうになる。
さっと軽快なフットワークを駆使しよける。
暑いからといって、あまりボーッとしてはいられない。
とはいえ、その時は忘れてはいけないことが、あってその事で頭がいっぱいであった。

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となりのチーズグリルチキン

さて、仕事の打ち合わせもおわり、楽しみの晩飯だ。
本日は、サラミ入りのピザを注文。ちょっと固めでしょっぱめの肉とチーズの組み合わせの味をなんとなく食べたくなったからだ。

店員がやってきたので、やけに早いなと思ったら先に居た客の料理のようだ。
チーズの乳製品特有の香りが鼻にとどく。
おっ、同じピザ系かと思いきや、大きなグリルチキンの上にチーズソースがたっぷりとかけられている。どうりでジューシーでいい香りがするわけだ。

そして、自分の頼んでおいたサラミピザも届いた。となりのチーズの香りが漂っているので、こちらのピザの香りはほぼかき消されているが、まあどうでもよい事だ。
それよりこの男、ずっとノートパソコンに集中をしていて目の前の迫力満点の大きなチーズグリルチキンは眼中にないようすだ。
なんだったら冷めないうちに僕が食べてあげましょうか?と言いたいところだが言えるわけがない。
そういえば、ノートパソコンってどれくらい電池が持つのだろう?持ち運びが可能なのがノートパソコンの魅力だがパソコンだけに電源の持ちが気になるところ。
そしてこの隣の男はいつになったら、チーズグリルチキンをたべるんだ?

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あのビルもこのビルも

おまけに担当者が道を間違えて、打ち合わせのスタートが10分ほど遅れてしまった。
似たり寄ったりのビルの中を急いで歩いたのだから無理もない。
よく考えてみれば、無機質な迷路のようなものだ。
あの建物も、この建物もみんな同じに見える。
では、外観だけでなく、その中はどうであろう。
玄関があり、通路があり、受付があり、階段があり、エスカレーターがあり、エレベーターがあり、非常口があり、オフィスがあり、会議室がある。
このような、基本的な仕組みはどのビルも大体が同じであろう。
働いている人達はどうなんだろうか?

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スープも季節変え

ランチを食べに行っている店も、チョットだけ変わった点があった。
いつもはスープが野菜コンソメだが、今日はクリームスープとなっていた。
寸胴の蓋を開けるとミルクの香ばしい香りが漂ってきて、これがまた食欲をそそる。

早速、最初についで席でゆっくりと飲んでみる。
味は思ったよりは、しょっぱめだが後は見た目どおりである。
万能ねぎを上からかけてみると美味しさが倍増した。
まろやかな味わいなので、ゆったりとした気分となる。
ここからの先の季節は、どんどんと涼しくなっていくはずだ。
こんな休息もたまには悪くない。

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