つづく、赤味と茶色味の落ち葉の道。

気をとりなおして、さらに進む。
前回の、ぽよぽよ公園での落ち葉の道と同じように、落ち葉の道がくり広げられていた。

踏まれるごとに聞き心地のよい音が入ってくる、歩くごとに季節を感じ、無理に誰かと喋らなくても気まずくなりにくい。落ち葉の続く道は見ているだけでも楽しい、それ自体が巨大な絵のようだ。

「落ち葉が一面に続いているね、それだけで楽しくならない?」
まあ、いまは前回のリーマンと違ってギャルの隣である、こんな感じで気さくに話をかけることができる。
「ねー、この上で寝っころびたくなっちゃう」
ギャルも気ままに返事をしてくれる。

「おいおい、この上で寝っころぶって、でもこの上で昼寝をしたくなる気持ちは分かるかも」
「でしょー、だった暖かそうなんだもん」
なかなか頷ける発想だ、赤味と茶色味、たまに黄色味が妙に暖かさを連想させる。
さらに下にある土とあわせて軽いクッションの役割をしているので、コンクリートと違い足の裏からの大地への踏み心地が柔らかく、健康にも良さそうな雰囲気だ。

落ち葉ってのは、この時期のウォーキングの醍醐味のように思えてくる。

Leave a Comment

Filed under ウォーキングサークルの妄想

Comments are closed.