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夕日の沈む、川沿い。

川沿いは地面が石だらけである、おまけに夕日がさらに沈んでいき、足下が暗くなっていく。
樹木のなかに電灯がちらほらあるんで、夜になっても何とかなるであろう。

「なんか陽がリアルタイムに沈むから、川の反射がみるみる変わってきて、おもしろーい」
ギャルは楽しそうだ。
普段は、あまり見ることがないからだろうか、夕日の沈む川沿いは歩きながらみると、飽きのこない風景でもある。

たまにでも、いいので独りで座って、ぼーっとこのような風景を眺めつづけてみたいものだ。

そしてデートの場所としても良い、今はもうチョット寒いけど、夏とかにはもってこいのスポットであろう。

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サークル活動のアンケートメールが届く

百合さんからメールが届いた。

件名:
今後のサークルの活動予定について

本文:
先日は、2013年冬期の初回のサークル活動たいへんおつかれさまでした。
初回から、かなり歩きまわったので、その後はいかがでしょうか?
紅葉の木の目的まで歩くことが出来て、打ち上げでは皆さん楽しそうに会話をなさっていたの、活動はすごく良かったものではと思っています。

さて、さっそくですが今後の活動予定についてです。
真二さんのイベントの12月22日に関しては打ち上げの段階ではメンバー6人が賛成をしたので、活動の予定とさせていただいております。
ここからはアンケートとなりますが、12月22日の間として11月24日か12月1日に活動をしようかと思いますので、どちらの方が都合が良いかを決めていただければと思います、その他にもコースに関しての何かご希望があれば、それも書き加えていただければと思います。なお、とある他のメンバーさんからの提案ですが、管理人のみではなくメンバー同士でも連絡できればなというのをいただきました。まずは賛成かどうかのことをお聞かせいただければと思います。

サークル管理人
百合より

要は、都合の良い日とコースの希望、メンバー同士のやり取りについての3点を答えれば良いわけか。
まあ、明日ぐらいまでに考えておけば良いか。

なにげにポストをチェックすると、地域紙にぽよぽよ公園の例の紅葉の木の写真が一面に掲載されていた。

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やっとのことで、さいしょの一歩

黒づくめが、取りなおして説明をつづける。
「おっしゃる通り、この公園の多くある木は、ほとんど常緑樹ですが、一カ所だけ紅葉でなりたっている木があります。」

がしかし、次はオバサンが割りこんできた。
「あーっ!思いだしたー。その一本の紅葉のことなんだけど、もしかしてあれ?なんか毎年の冬期では初回ウォーキングに紅葉を目指して、確か夏期だと一カ所だけなる向日葵の場所だったったけ。そうそう、何かでそう見たような、美由ちゃんは知っていた?」
オーバーリアクションである。
もしかして、さっきから会話に加わってなかった事の鬱憤がたまっていたとか?

「ふーん、そうなんだー」
さすがギャル、リア充は空気が読めるというか、短いリアクションで切りあげてくれた。

「その通りです、夏期の方々の場合は一カ所だけ向日葵のなっている場所となります。さてルートとしては、この噴水より東へすすむと、ぽよぽよ橋の下を通り抜けることになります、ここは雨が降ると雨やどりの人々で混みますが、今日の天気予報では雨がふることはまずないでしょう。」
「橋を通り抜けて10分ほどまっすぐ行くとお花畑があります、いまの時期は花は咲いてませんが春になると黄色やら紫やらで、色とりどりの風景となりますね」
「そこから、南にいきまた、しばらくするっと休憩所があります。ここのベンチからは、ぽよぽよ公園池が眺められますね、コガモ、ユリカモメやオナガガモ、キジバト、ゴイサギ、ムクドリ、メジロ、ヒガラなど様々な鳥類をみれたり、元気な小魚がぴょんぴょん跳ねてたりもして、休みがとれる上、飽きのこない風景になっているのは有名です」
「そして、池から西に進むと展望台が見えます、ここを上がって展望台の上から紅葉の木を見つけて、そこに進むわけです」

それにしても強面ながら、タブレットを器用に操るそのさまは以外だ。

「それでは、早速出発しましょーう」
百合さんの、爽やかな号令のもと噴水前から旅立つ8人。

僕たちはこうして、さいしょの一歩を踏みだした。

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結局こなかった、7人目

そんなこんなで、もう13時近くになった。
「おかしいですね、あと1人参加されるはずなのですが、まだ来ませんねえ」
そして、さらに13時まで経った。
その時さっきから、しきりに腕時計を見ていたリーマンが口を開いた。
「そのもう1人の方は、参加表明はなされたのですか?」
「はい、参加表明の返信はされたので。来るはずなのですけど・・・、もうこれ以上待ってもこないと思いますので先に進みましょう」
ふと、オバサンをみると、えらく退屈そうな顔をしている。さっきまでニヤニヤしていたチビ女もだ。

デブとギャルはスマートフォンにむかって何やらメールをうっている様子。

どうなることやら。

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2013年冬期の参加者の集合

11月3日の朝、いつもより早い7時に起きた。
しっかりと身みりを整えるためだ、第一印象は大切だからな。ぶっちゃけサークル仲間であろう女の子の気をひくためである。
ここはモノトーンの小綺麗な格好をしていこう。
白のYシャツ、黒のスラックス、黒のフリース。
こんな感じでいいか、あとは寝癖を水でなおして、準備完了!
電車にのっている間は、ずっとどんな参加者がくるのかで頭がいっぱいであった。
男は自分だけで女の子に囲まれたハーレムか?それとも、全員が野郎とかか?野郎だけだったら他のサークル探すか~。

そんなこんなで、駅につき、公園につき、噴水前についた。
5分前についたけど、すでに先客がいた。
眼鏡をかけた太った男、ふつうのオバサン、眼鏡をかけた小柄な女、サラリーマン風の男。
自分も含めたら5人となる。

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サークル参加の日程がとどく

さっそく日程のメールが届いた。

件名:
次回のサークル開催日程について

本文:
透也さま
参加表明のほう、ありがとうございます。
次回のサークル開催日程について簡単ではありますが、説明させていただきます。

[日程]
2013年11月3日(日)12時ちょうど。
2013年冬期の参加となります。

[場所]
ぽよぽよ駅東口の目の前にある、ぽよぽよ公園の中央噴水まえ(着いたらメールください)

[内容]
ウォーキングの内容についての説明とレクチャーなど。

それでは、当日にてお待ちしております。

サークル管理人
百合より

こんな、内容であった。
まさしく宛先人以外はコピペでテンプレート通りってやつだ。
いったい何人に送っているのだろう?
送ったうちの、公園にきた人たちの人数が共に行動をする2013年冬期の参加人数ってことか。

なにはともあれ、開催日には参加することにした。

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サークル案内のメールが届く

滅多に新着通知のない受信箱にとどいたので、嬉しさのあまり、下にある既読のメールをクリックしてしまったほどだ。

件名:
ありきたりでないウォーキングサークルのご案内

おいおい、そりゃー「ありきたりでないもの」はこちらが書いた希望だが、件名でそれはないだろうとチョット焦ったが、妙に堂々としていたところに感心した。

さて開封。
気になる内容は以下のとおりだ。

本文:
はじめまして。
「ありきたりでない、ウォーキングサークルを知りたい」
の書き込みをみて案内をさせてもらいました。

当サークルは以下の特徴をもちます。

・基本的には「町歩き」となりますが、ただの町歩きではございません。

・難解な問題もあるので推理小説が好きな人は是非チャレンジしてください。

・ゲームに似ているのでゲーマーさんにはもってこい。

・半分がゲーム空間となってますが、現実にも反映される部分もあります。

もし、ご興味をもたれたのならば、ご返信をいただければと思います。
また質問もこのメールの返信にて承っております。

サークル管理人
百合より

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違う趣味さがし

せっかくなので、いままでのゲームに変わる違う趣味を探して見ることに。
読書などのインドアな趣味はどうだろう?
ゲームってやつはまるで根っこが生えたごとく椅子に座りついているからだ。
でもなあ、せっかくなので思い切ってアウトドア派へと変身するのも良いかも。
とはいえ、いきなり走ったりするのも何だかしんどい。
運動不足にならない程度のものがよい。
ウォーキングとか丁度いいと思った、どのようなものかというと、たとえば毎日通勤しているサラリーマンの皆さんは家と会社の往復でウォーキングをしているだろうが、このように単に歩くだけではなく、デートコースの下見や新たな出会いが多くなるようなウォーキングを目指す。

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デメリットが故のメリットを探してみる

悲観ばかりしても仕方ないので、ちょっと考えてみた。
デメリットが故のメリットというのを探してみたのだ。

費用が掛からないんで、「おいしい食事」をしたりできる。
ゲームの世界でなく現実の世界の行動となるので「出会い」が増える。
仕事中にゲームのことを考えなくてもよいので「仕事に集中出来る」
ゲームはなにかと神経をつかう場面も多いので「神経をすり減らすことが少なくなる」
ゲーマー同士の嫉妬や僻みから解放されるので「煩わしい人間関係がなくなる」
ゲームについやしていた時間が自由になるので「時間を活かせる」

とまあ、かなり強引にメリットを出してはみた。
さいごの時間を活かせるが一番のメリットではないのだろうか。
ゲームの世界で得た特殊スキルは現実で活用はできない。
ゲームの世界で得たゴールドでは現実で買い物はできない。
ゲームの世界で得た功績は現実で称えられることはない。

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晩飯後のかえりみち

ファミレスを閉店まぎわまでいての、かえりみち。
もう日付が、変わろうとしている時間。
そう、午後十二時とも言い、午前零時とも言うこの時間。
さすがに、人通りもほとんど無い。
店などの建物の照明もなく、夜空が暗い。
そんな中の信号機の灯りは妙に明るく見える。

歩行者ようは青、赤。
自動車ようは青、黄、赤。
とニつのパターンがある。
流れも青から赤の交互。それと、青から黄のあとに赤そして青にもどる。
いずれも循環をつかさどっている。この光の循環の延々とされる繰り返しは、あまりにも日常的なので普段はとくに深く考えることはない。

ただ光なので、夜はめだつ。そしてついボーッとながめてしまう。寝る前でつかれているからか、すこし落ち着きたい気分なのだ。
時間帯という視点を変えるだけで、同じものでも多くのことを気づかせられる、これもまた興味深いことだ。

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