結局はサクサク公園まで無言のまま歩く

二人とも無言のまま歩き続けて10分ぐらいになるだろうか。
サクサク公園までの距離は、だいたい七割ぐらい歩いて、おおよそあと三割ぐらいで着くだろう。
サクサク公園も緑が多いが、このあたりの大通りは緑の木々がいたるところに立ち並んでいる。

森林浴という名目で癒し中とでもいうならまだしも、今回はお花見イベントの下見なのである。
向こうから全く喋りかけてこないというものは、精神がぐいぐいと締め付けられるようだ。
「サクサク公園まで早く着いてくれ」
これが心の叫びであった。

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サクサク公園へ向けて出発

「じゃあまずはサクサク公園へまで、いこうか」
「はい」
歩きだすと強め太陽光線が顔面を中心に当たってきた。
このため期間的には未だ肌寒いが、今日はなので暖かく感じる。

ただ歩いているだけってのも何なので、ちょっと話をしてみる。
「サクサク公園までは、ここから15分から20分といったところかな」
「ああそうですか」
「・・・・・」
「・・・・・」
無言のまま、そのまま歩き続ける。
こちらから話を色々とかけても良いが、向こう側からは何もないのがなんともって感じである。

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サクサク町駅の前で合流

ファーストフード店を出て、サクサク町駅の前にいくにつれて若い女性の姿の映りが大きくなっていく。
ストレートロングの黒髪という絵に描いたような正統派ヘアスタイル、真っ白のカーディガンとジーパンのその姿は会社での服装となんら変わりない。
そう春花ちゃんである。基本カジュアルOKな会社なので、休日も同じ服装ってのは結構あるかもしれぬ。
いかにもパステル風の「ゆるふわ」っていう雰囲気スタイルはタイプとしては百合さんに近いタイプであろう。

「ちわっす、待った?」
「いえ、わたしも、いま来たとろこです」
とまあ、こうして決まり文句を言いあうかたちで合流をした。
さて、本番はここからだ!

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あらかじめ、お花見で必要なものを検索しておく。

つづいて、お花見のために買っておくべきものもチェックした。
検索サイトにキーワードを入力して、検索ボタンを押す、ちょっとした手間だがこういう手間も悪くない。
ただ検索結果一覧からリンクでアクセスをして求めている情報のあるページかの確認はスマートフォンでは面倒臭いものがある。

確認した結果は飲食以外ではデジカメ、ゴミ袋、レジャーシート、あとは未だ冷えるので防寒対策といったところだろうか。
デジカメはスマートフォンのカメラを使えば良いし、ゴミ袋はお花見の近場で買ったほうが楽かな。
そうこう考えている内に時計は11時50分となっていた、わずかながら急ぎ足で店を出た。。

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ばっちりと太陽マーク、大自然の神々は俺の味方のようだ

さてと、少々遅くはなったが朝飯のハンバーガーを頬張る。
スマートフォンでお気に入りの検索サイトにアクセスをしていつも通り天気予報をチェック。
この天気予報チェックは習慣化として、これをしないと何故か落ち着かない。

ばっちりと太陽マークが表示されており、降水確率も0パーセント、どうやら大自然の神々は俺の味方のようだ。
ハンバーガーを食べおわりコーヒーで一息、個人的にこのハンバーガーとコーヒーの組み合わせ脳に幸せをもたらすとも言える味わいだ。
そしてチーズバーガーをひとかじりする、チーズバーガーからハンバーガーの順よりハンバーガーからチーズバーガーの順のほうが好きだ。
最初にリッチな方から食べると後か食べるほうの味わいが足りなく感じてしまうのだ。

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太陽光線の強い窓側のカウンターへいく

「おまたせいたしました」
店員のお姉さんからトレーを受け取り、二階へと階段を上がっていく。

ぱっと見たところ席の埋まっている割合は二割前後といったところか、もう少し早いモーニングタイムは四割ぐらいは埋まる。
モーニングからランチまでの、この空間的な時間が空くのである。
空いているということは良い事だ、のびのびと食事を堪能出来る。
どの道、あと1時間ほどでランチタイムなので混むがそのときは、待ち合わせ時間なので関係なかった。
すぐさま窓辺のカウンターへいく、目の前の窓に当たってる太陽光線は強いが窓用シャッターが半開きなので明るさとして調度良い。

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下見の待ち合わせ前の朝食

ファーストフード店のなかでは、一瞬混雑の心配がよぎったが並ばずにレジに一直線である。
「いらっしゃいませ」
春花ちゃんとの待ち合わせ前で緊張しているためか、店員のお姉さんの笑顔が妙に可愛く見える。
「朝のモーニングセットってまだあります?」
メニューをパッと見て聞いてみた。
「申し訳ございません、モーニングは11時で終了してしまいました」
モーニングセットのホットドックを食べたかったのだが一足遅かったようだ。
「そっかあ、モーニングセットのホットドックを久しぶりに食べようかと思ったんだけどなあ」
「あっ、そうでしたか~、本当に申し訳ございません」
「じゃあハンバーガーとチーズバーガーとホットコーヒーね」
「ハンバーガーとチーズバーガーをお一つづつ、お飲み物がホットコーヒーでよろしかったでしょうか?」
「はい」
「かしこまりました、少々お待ちくださいませ」
とまあ他愛もない普通の会話だが、ホットドックを久しぶりに食べようかと思ったと店員さんに軽く愚痴ったのは、下見の緊張をほぐしたかったからかもしれない。

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下見の待ち合わせ場所であるサクサク町駅に一時間前に着く。

家をでて駅まで歩いていく。
その歩いている間に何度もカバンの中をチェックした、とくにスマートフォンを忘れてしまっていては待ち合わせのときに何かあったときに連絡が取れなくなるからである。
スマートフォンのスイッチをオンしバッテリーの残りをすぐさま確認する。
95パーセントである、昨夜100パーセントまで充電して忘れないようにカバンにいれたので、そこから朝までに5パーセント減ったというわけだ。
まあ何にしろ95パーセントあるので、少なくても昼の待ち合わせの連絡までは持つのは明確である。
そうこうして、サクサク町駅に着いたのは11時である、まだ一時間も待ち合わせまである。
エネルギーを蓄えるため、あらかじめ朝食をとっておきたかったのと、遅刻はしたくなかったためである。
さっそくファーストフード店に足を運ぶ。

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下見の当日の朝

今日は下見という名のデートがある、昨夜はなかなか寝付けづに焦ったが結論からいうと朝の7時から9時半までの約2時間半眠れた。
別に10時まで寝ても遅刻はしないが、30分前に目が覚めたのである。
もう一眠りしたかったのが、2時間強しか寝てないので、どう考えても起きれる自信はなかった。
思い切って掛け布団を上げて体を持ち上げて、ベットに座っている状態まで持ってくる。
むにゃむにゃしていても仕方がないので、そこから一気に立ち上がって、トイレとうがいを済ませる。
ミネラルウォーターがぶ飲みして、ゆっくりと着替え終えると何故か急に頭がすっきりと冴えてきた。
あまり寝てないはずなのに普段の朝よりすっきりするというのも変な話だ、もしかしたら睡眠の質が濃かったのかもしれない。

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そして下見の待ち合わせの前日の夜

今は下見の待ち合わせの前日の夜だ。
いや、正確に言えば夜中で就寝のための布団の中だ。
目がぱっちり覚めて眠れない。
コーヒーを全然飲んでいないのにも関わらず、まるでカフェインを多くとって神経が高ぶっている状態のようになってしまっている。
とにかく焦る、時計の針がどんどんと朝に近づくにつれて焦りまくってくる。
こうすると、もう一日ぐらいは寝なくても良いのでは?と思ってしまう。
そういえば春花ちゃんは、どうしているだろうか?
今ごろ、僕と同じく寝たくても眠れないでいるのだろうか。

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