駅に着いてからは手際よく、そして迅速に電車に乗り込む。
幸いクラクラ公園前駅へは15分で着く、さて問題は15分という微妙な間隔である。
これが10分なら沈黙のみでも間が持ちそうだし、20分なら沈黙のみでも何かがおかしい様な気がする。
そして15分という間隔は何とも迷ってしまうものである、もはや春花ちゃんとのお喋りはあまり乗り気ではないが一応声を掛けてみる。
「どうだったサクサク公園は?」
「すごい桜が沢山あって良かったです」
「じゃあ次のクラクラ公園と見比べてみよう」
「はい」
予想通りとは言え、事務的な会話の例を挙げよ、の模範解答のような流れ。
春花ちゃんの方からは何がなんでも、会話をする気はないぞという揺ぎ無い決意を感じる。
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