Yシャツと七分丈のパンツをリュックサックへ放り込み、紳士服エリアを出る

買ったYシャツと七分丈のパンツは背負ってきた大きめのリュックサックへ放り込んだ。
リュックサックさえあれば大抵のものは入る、買い物には何とも便利なものである。
シャツとパンツが増えた分、多少は重くなるがそれもリュックだと背負うので、かなり楽である。
紳士服エリアを出ると、午前とは言え時間もそれなりに経っているので、家族連れを中心に他の客も多くなってきて賑やかになっていた。
特に子供達は元気いっぱいに、はしゃいでいるので、まるで建物の中というよりは山へピクニックに来ている感覚も見えてくる。
このデパートは広々としていて、店舗毎の業種も多種多様である、せっかくなので、もう少しだけ気晴らしに見回ることにした。

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Yシャツと七分丈のパンツをレジにて会計

レジには並んでいる客がいないので、すぐさまYシャツと七分丈のパンツのバーコードがリーダーへと読み取られていった。
財布から一万円札をだし受け取り皿へと置く。
「一万円で宜しいでしょうか」
「はい、一万円でお願いします」
もう人生の中で何度この台詞を繰り返したことか。
一万円札がレジへと吸い込まれ、千円札数枚と幾らかの小銭が戻ってくる、店員をそれを手にしお釣りを僕に丁寧に渡した。
次は買った服が持ち帰りようの袋に入れられる、ただその瞬間に僕は店員に向かい咄嗟に声を出した。
「すぐに着たいので値札やタグは全部取っちゃって下さい」
「あっ、はい畏まりました」
厳密的にはすぐにではなく、来週なのだがまあ良いだろう、いちいち家でとるのも面倒だしゴミも増えるので、普段はレジで取ってもらっている。

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クリーム色のYシャツと黒灰色の七分丈のパンツ

思い切って買ってみることにした。
何故なら思い出したからだ、冬に春物を捨てた、カビ臭かったのもあるが古くなり垢が落ちにくくなっているからだ。
思い切って春物は春物で買い換えようと、大掃除をした大晦日のあの日にゴミへとだしたのだ。
思えば丁度良いときに服売り場へ導かれたものだ、体型に合うしデザインも気に入った。
僕はクリーム色のYシャツと黒灰色の七分丈のパンツを手にレジへ歩んでいった。

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黒灰色の七分丈のパンツ

一口に七分丈のパンツと言っても多種多様である。
真っ黒のもあれば、真っ白のもある。
まあ赤やら青やら黄色やらの原色もある、これから夏になるのでカラフルな商品も当然あるであろう。
そんな中で、一際格好良く見えた七分丈のパンツがあった。
黒灰色で少し太めの七分丈のパンツである、布地も厚めで丈夫そうだ。
これを皆がいる花見で履いていくのも悪くないと思った。

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会社での七分丈のパンツは微妙か

もう少し見回ってからでも遅くないだろうと、さらに奥へと進んでいった。
次は七分丈のパンツが目に入った。
その悠然とハンガーに掛かっている姿は、なかなか涼しそうである。
勿論、半ズボンの方が涼しいのは確かだが、いかんせん会社では無理があるだろう。
では、七分丈はどうだろうか?
微妙と言えば微妙ではあるが、花見ではイベントなので問題ないであろう。
いや、出来れば会社でも履ければなと思っただけである。

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クリーム色の格好良いYシャツが目にはいる

そんな中で目に入ったのが薄い黄色というのか、クリーム色というべきか、格好良いYシャツである。
このクリーム色のYシャツの他にも格好良いYシャツは点々としていたが、サイズや体型がイマイチ合わなかったのである。
どんなにデザインが良くても体型に合わなければ意味がない。
気に入ったデザインかつ体型に合ったものというのは、そうそう多くは見かけない。
そんな中で、このクリーム色のYシャツは両方兼ね揃えていたので、手にとってついつい色んな角度から見てみた。
いったん、ハンガーごとクリーム色のYシャツを置く、迷っている自分があった。

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早速、紳士服の階へといく。

朝食を食べただけなので開店から未だ30分ぐらいしか立っていない。
だから空いていてエスカレーターからの景色では広く見える。
そして紳士服の階へ近づくにつれ春物の衣料の積み上げが見えてきた。
階へと着くと、緑やオレンジといった春らしい色のTシャツやYシャツが多く溢れていた。
おまけに春物衣料セールの垂れ幕まで下がっていると、買えるのかなと嬉しくもなったりする。

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紳士服の階の案内を眺めた、思いついた事。

紳士服の階の案内を眺めた、思いついた事がある。
ずばり服装というのは外見の大半を占める要素であることだ。
そして今、タイミングが良く来週は会社のイベントで、さらに再来週はウォーキングサークルのイベントがある。
買う買わないは別にして是非とも紳士服の階に行きたくなるのはタイミングの上では当然の話であった。
これは折角のチャンスでもある、もし良い服が見つかったら?と期待を胸にエスカレーターへと足を踏み入れた。

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デパートの案内図を眺める。

とはいえ、すぐにパンフレットが見つかるわけでもなく、とりあえず一番上の階から見ていこうかとエスカレーターへ向こう。
エスカレータ近くの柱に案内図がある、屋上の駐車場から地下の食品売り場まで何処のデパートでもありそうな、ある意味、典型な案内図であった。
意味もなく何となく、そのデパートの案内図を眺めた。
まるで癒し系の画像を眺めているように、この変哲のなさが落ち着きを呼んだのかもしれない。
そんな中で、紳士服の階を見つけた。
何かが思いついた。

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デパート内を散歩しようと思った

朝食を済ませたところで、だらだらとテーブルでスマートフォンばかり眺めているのも時間が勿体無いと感じて立ち上がる。
デパートの開店と同時に殆どの店が営業開始しているので、ぶらぶらと散歩してみるかと思った。
先ほどのクレープ店のお姉さんのように、感じの良い人と話が出来るかもしれない。
我ながらそれもそうだと思った、何しろ人との出会いの数が多いほど有利である。
そうなると、どこかにデパート案内のパンフレットのようなものはないかと、辺りを見回してみた。

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