公園内は思いのほか地面が乾燥しており、風が吹くと砂埃が舞う。
『向かい風』これほど、砂の地に厄介なものは無かろう。
それは隣の春花ちゃんにとっても同じだろうが、正直に言えば知ったことではない。
小学校の低学年ぐらいだろうか、子供たちがキャッチボールをしているなか、颯爽と中心に向かって歩いていく。
そして周りを見渡すと思った以上に桜が咲き乱れており、周囲そのものが桜の壁、上から見れば桜のコロシアムといったところだろうか。
向かい風につき、砂埃が舞っている。
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