ウォーキングサークルによる奇妙な空気、というよりは効果か。
印象による効果なので、さしずめ「印象効果」といったところか。
「印象効果」
うん、言葉にすれば一言で言える。
しかしながら、余りにも非現実的なので、精神の奥底まで思い出が入ってきた。
なにしろ
「食べ歩き サークル 土曜日」
でマリネに関することのみが出てきたのだ。
仕事始めの満員電車。
1月6日の月曜日。
まあ、今日ぐらいは未だ空いているだろうと思いきや甘かった。
普通にいつもどおりにギュウギュウ詰めである。
人、人、人。
スーツ、スーツ、スーツ。
僕はこの中に缶詰状態で紛れ込んでいた。
周りの人間達は、きっと仕事始めにおいて、「去年までは、どんな事をしてただろう」と思い出そうと脳内回路の電流が迸っているに違いない。
本当は僕も脳内回路は「去年の仕事を思い出す」というプロセスが走っている筈だ。
筈だったが、今はウォーキングサークルの印象効果でいっぱいだ。
脳内回路のメモリオーバーというやつだ。