お花見の幹事を春花ちゃんとすることになった、その日はさすがに仕事に集中出来なかった。
しなければならない事が沢山あるならそれに集中も出来ようが、タスクというものがほぼ手持ちざた状態なのである。
本来は集中で埋められるはずの脳内空間は、いまは上手く春花ちゃんと幹事をこなせるかの事で溢れていた。
決めなけれならない事を淡々とスマートフォンのメモ帳に打ちこんでいく。
開催スタート時間は12時決まっているので、あとは場所と買うものの取り決めである。
とその時、ある事に気がついた。そう気がついたのである。
場所決めの下見や買い物って、当然ながら春花ちゃんとするのである、これってデートだよな?