Category Archives: ウォーキングサークルの妄想

メンバーからの返信と映画情報サイト

日に多少のばらつきはあるものの、全員から返信があった。
映画に関して男性陣からいうとデブは映画に無関心、リーマンとオバサンは多少知っている感じである。

さて肝心の若い女性陣は、ギャルもチビ女も両方とも映画に詳しいようだ。
状況としては上出来である、
いきなり誘うのも露骨なので、情報サイトにてランキング、口こみ、近日公開するものなどの話題を集めて、会話を楽しんでおく、チャンスがありそうな機に恵まれたら試写会にでも誘ってみよう。

「メンバー」ばかりに意識が集中して百合さんにも送るのをすっかり忘れていた。
ただ百合さんだけってのも、やはりおかしいので副管理人である黒づくめにも一応送っておくか。

それにしても、多くの映画の情報を閲覧できるが決め手となるワンシーンの迫力は魅力的だ、とくに綺麗な川に夕日が映っているシーンも多い気がする。

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メンバーに送るメールの内容

送るメールの内容はどのようにしたら良いのか?
男性陣とオバサンに対しては、活動お疲れさまでしたと足ツボ情報だけで良いだろう。
女性陣には、これに加えてプライベートに繋がるようなメールが望ましいが、内容を考えても思ったより難題である。

悩み始めてから、すぐに閃いた。
ウォーキング活動をしているので、その逆をすれば良い、普段は映画なんて見ないし、どんなものがやっているかも知らないけど、自分を映画好きということして映画の話題をふる、そして話があえば映画に行きたいけど「一人では入りづらくて」と誘ってみればよいのではと思った。

簡単でありがちな内容だが、かなり有効にも思える作戦だ。
映画好きと映画の話題は男女共通に送信、だけど「一人では入りづらくて」の部分はいくらなんでも若い女性陣だけでも良いだろう。
我ながら名案である、さっそくメンバー6人にメールを送信した。
返信が楽しみである。

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サークルメンバー連絡アドレスの案内

メールは思ったとおり百合さんからだった。

件名:
ぷにぷに通りでの活動お疲れさまでした

本文:
こんにちは。
先日は、ぷにぷに通りでの活動たいへんおつかれさまでした。
前回の活動の歩行距離は長かったですが、その後はいかがでしょうか?
次回の活動は、午前中に集合し少しウォーキングをした後に真二さんの会社の開催されるイベントに参加させていただく予定となってます。
以下、サークルメンバーのメールアドレス表となります。

サークル管理人
百合より

パスワード付き送付ファイルには、6人分のメールアドレスが書かれてあった。

さっそくメンバーに連絡をして、進行を深めたいが何を書いたら良いのかが、よく分からなかった。
そうだ、「足 歩き 疲労 回復方法」で検索して出てきた多数のアフィリエイトを除いて有用な情報を見ていたら、その中の一つに足のツボがあった。
素早くブックマークをし、内容を簡単にメモ帳に書いて保存。
これで連絡をするネタの一つは出来た。
さあ、どうしようか?本音を言えば女性陣だけにメールを送信したいが、そんなこと普通に皆にばれるし、だいたい印象が良ろしくない。
仕方がないので男女両方に送ることにした、そしてこちらからの返信にて温度差をつければ自然に遠ざかってくれるのではという企みである。

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ぷにぷに通り活動後の平日の夜

仕事もいつも通り定時に終わったので、家でパソコン立ち上げ、先日の活動の打ち上げの店で買ったバームクーヘンを頬ばりながら、ブラウザを開く。
毎度のことながら、この瞬間が、いちばん落ち着く。

だいぶ歩いたので当然のごとく、また足が重い。
昨夜、駅までついた時は口には出していないが、百合さんと黒づくめ以外は「足が棒と化してますが何か?」と顔に出ていた。

この疲労を癒す良い方法がないものかと、検索サイトにキーワードを打ち込んでいく。
「足 歩き 疲労 回復方法」
出るわ、出るわサプリメントやら本やら健康グッズのサイト。なんかこう誰でも知ってそうな中途半端な情報だけ載せて、ところどころにアフィリエイトのバナーが張られている。
そしてサイトの背景のイメージは癒しをテーマにしているだけに緑は水や光の背景イメージが多い。
ふと昨日のイベントの夕日の映る川の前での記念撮影を思い出す。

そのとき、メール受信のポップアップが開いた。

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ぷにぷに通りの夜道

さてさて、店を出ての帰り道は駅を一直線目指すのみである。
すっかり暗くなっているなか、駅まで結構あるかなければならないが寒さは大勢で歩いているので、涼しいぐらいとなっている。
帰り道は見学しながらでなく、真っ先には駅までたどりつくことなので、あっと言う間に博物館まで通りすぎて広場の前である。

ギャルが楽しみそうに、はしゃぎながら聞いてきた。
「この広場でのイルミネーションってどうなんだろうね~」
「そりゃあ、こんだけ広くてしかも周りはビルの灯りもないし、純粋なイルミネーションの世界に身を投じることが出来るんじゃないのかな。月乃さぁ~ん、去年のイルミネーションはどうだったんですー?」
「人、人、人って感じで駅前や繁華街のイルミネーションと余り変わらなかったかな~。でも、平日の夜だったら空いていて楽しめると思うよ」
リーマンが思いだしたようにいう
「そうだ、ブログで見たことあるんですけど、辺り一面がブルー一色でしたよ」

夏なら祭りもあり人が多いだろうが、
広場のイルミネーションが始まればまた人も混んでくる
ぷにぷに通りそのものが、デートスポットが多いし、広場のイルミネーションでまったりとするのも良し、考えたらカップルには、もってこいの場所であろう。

やがて、どんどんと歩く速度が上がっていき図書館も通りすぎようとした。
ふとメンバー同士の連絡をいつ聞こうか悩んでいた、その時
後ろからデブの声が
「そうそう、百合さーん!ずっと何か聞き忘れたなと思っていたんすけど、他のメンバーとの連絡のやりとりの事を今日話してくれるんじゃなかったんすか?」
「あっ、すみませーん。すっかり忘れてました。他のメンバーとのやり方については6人とも是非したいと肯定的な意見だったんですよ。だからシンプルに6人に私と連絡しあっている各個人のメールアドレスを送るというのは、皆さんいかがですか~?」

全員満場一致で賛成となった。
どうせメールアドレスだし、お互いにメールをしたいというのもあったのだろう。
ぷにぷに駅に着き、解散となった。

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ぷにぷに通りオーガニック食堂のデザート

リーマンが口を開く。
「そうそう、今日の月乃さんの案内は分かりやすかったですよ、よく来てらっしゃる方に案内をして貰うのが一番ですね」

デブも口を挟む
「うん、やっぱり常連さんだと、このようにオススメの料理も知っているわけだし」

ぶっちゃけ、どうでも良いのでメニューを眺める。
写真のナポリタンも、どうみても普通のナポリタンなのだが、窓の風景のせいか美味しそうに見え、店のデザインがいかに重要かを認識できる。

「でしょー、ぷにぷに通りは本当に好きな場所なんで、その良さを皆に知って貰おうと思って、百合さんに次回の活動場所はここが良いですって言ったら、快く承諾してくださったんです」

ワインもデザートワインを含め豊富に数があるが、帰りもウォーキングという名のサークル活動があるのでアルコールは控えたほうが良いか。

食べ終えるころにきたデザートは、オーガニックという自然のイメージに沿ってバームクーヘンである。
色合いが、クリーム色と言うよりは木をイメージしたブラウンであり、年輪をイメージした切り口が、より木の想像をかき立てる。

「おいしい!最初は、なーんだバームクーヘンかと思ったけど、おいしいねこれ。」
「美由さん、気に入っていただけて良かったです。ここのバームクーヘンは砂糖はほとんど使ってなくて甘みは強くないのですが、素材で勝負をしているので美味しいのですよ」

「じゃあ、食べても太りにくいって事っすね、お土産で買っていこうかな、ぐふふふふ」
「ちょっと、甘い甘くないは余りカロリーには関係がないのよ、でも素材で味を出しているってのは確かに良いわよね」
いつも通りオバサンが突っ込む。

「入り口付近のテイクアウトコーナーにもありましたね。私は個装のものをいくつか買っていくつもりです」
黒づくめもバームクーヘンが気に入った模様。

こうして一同、豆腐ハンバーグとバームクーヘンでお腹がいっぱいになり満足したところで店を出た。
そう言えば、メンバー同士の連絡に関しては、どうなった?

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ぷにぷに通りオーガニック食堂のメインディッシュ

楽しみにしていたメインは豆腐ハンバーグであった、1人
前で和風キノコとポン酢の2つだ。

「ここの一番のオススメは豆腐ハンバーグなんですよ~」
「おっ、2種類あると味もそのぶん楽しめますよね、我が社のフランス料理のメニューもこういうタイプを増やそうかな」
「てか、これ結構1つ1つが大きいですよね、1つでも普通の一人前より大きくないっすか?1.5倍くらいあるんすけど」
デブも喜んでいる。

まずは、和風キノコから手をつける。
思った通りしめじ、えのき茸のあんが美味しい。もともとキノコ類は好物だが熱い、あんが絡めば美味しさ倍増である。

「でも、これって胃もたれしないかしら」
ギャルが心配そうな口調なので、フォローをいれておく。
「大丈夫なんじゃない?何しろ肉じゃなくて豆腐だしね」
「あっそうか、肉じゃないんだね。名前からして豆腐なんだから、もっと早く気付っての!」
おっと独りボケってやつか。

うまい、うまい。
豆腐ハンバーグを初めて食べるという新鮮味も手伝ってだろう、キノコのあんかけが、こんなに美味しく感じたのも久しぶりだ。

「でも、1.5倍が2つでしょ3倍ってことじゃない。霧人くん、皆の残した分は頼むわよ~」
オバサンも参戦してきた
「僕は残飯処理機っすか、しかも豆腐の固まりだし」

「霧人さん、腹の見せどころですよ」
百合さんまで乗ってくる。

「そこハラじゃなくてウデでしょ、ウデ!」
デブの突っ込みも珍しい

和風キノコの方を半分食べ、ポン酢にも手をつける。
くせになりそうな、こざっぱりとした味付けだ、大根おろしのボリュームも満点で、きざみネギとポン酢のハーモニーが口のなかで社交ダンスをしている。

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ぷにぷに通りオーガニック食堂

「皆さん、ついに今回の目的地、そして打ち上げの場所につきました!もうお腹がペッコペコですよね~、霧人さん」
「はっはっは、もう30キロ軽くなった気分っすよ」
「半日足らずで30キロってアンタ、どう見ても3キロでも痩せてないわよ」
相変わらず、オバサンの突っ込みも冴えている。

ガラス張りの壁で、暖房のきいた店内にいながら、オープンテラスで食べているような感覚を楽しめる。
昼間であれば、さぞかし広大な緑が眺めれるだろう。
夕日も、すっかりと沈み暗くなっているが、もうじきイルミネーションが取り付けれられるので、さぞかしキラキラな光景になるであろう。

メニューを見ているとオーガニックというから、すっかり和食の素朴なバージョンかと思っていたが、イタリアンもあり、コーヒーも有機栽培の素材から出来ているようだ。

「うわー、選り取り見取りっすね」
「今回は、あらかじめ基本的なメニューを予約してました、あとは各個人の好みに合わせてサブメニューを頼んでください、ねえ月乃さん」
「はい、週末に8人で一斉にきて色々な注文をしまくると、さすがに料理人さんが大変でしょ、私もここのお得意さまなので美味しいものを一括注文で割り引きって方法を提案させて貰ったのですよ」

「ぜひ、本日のぷにぷに通りでの、私の案内っぷりの感想を!」

とそのとき、全員分のメインメニューが届いた。

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夕日の沈む、川沿い。

川沿いは地面が石だらけである、おまけに夕日がさらに沈んでいき、足下が暗くなっていく。
樹木のなかに電灯がちらほらあるんで、夜になっても何とかなるであろう。

「なんか陽がリアルタイムに沈むから、川の反射がみるみる変わってきて、おもしろーい」
ギャルは楽しそうだ。
普段は、あまり見ることがないからだろうか、夕日の沈む川沿いは歩きながらみると、飽きのこない風景でもある。

たまにでも、いいので独りで座って、ぼーっとこのような風景を眺めつづけてみたいものだ。

そしてデートの場所としても良い、今はもうチョット寒いけど、夏とかにはもってこいのスポットであろう。

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ぷにぷに通り川

時間は、まだ16時だが12月なので、だいぶ日も落ちてきている。
夕方の川は夕日の反射が背景となり、水と光の輝きが印象を強めた。
ところどころにある大きめの岩は座りやすそうでベンチの代わりにもなるようだ。

黒づくめは、この夕日を映している川を一眼レフで何枚か撮ったところで、声をかけてきた。
「もうじき暗くなるので、今日はここで今回の記念撮影をしましょう」

そう言うやいなや、初回と同様に折り畳み式の三脚にカメラをセットしてタイマーを作動させた。
即席ガイドも同じように前列のど真ん中のポジションに素早く移動。

「では、5秒後にシャッターがなります」
すばやく、列の端に加わった黒づくめがタイマーの残りをカウントする。
「5、4、3、2、1」
パシャ!
「1」のちょうど1秒後にシャッターがなったのは、ちょっと関心した。
そして、例によりモニタで画像を確認させてもらう。

オバサンがはしゃぐ。
「すごーい、まるで映画のワンシーみたいね」

夕日を受け、きらめく広幅の川、その前にいる僕たちは逆光となり影のようであるが、それがなかなか抽象的な味を出している。

リーマンも褒める。
「まるで、有名な画家さんが描いた絵のようですね」

僕もチョットだけ褒めてみた
「なんかこれ、カレンダーに出来そうですね。秋の季節の夕日シーンとか。初回の活動の記念活動の紅葉もちょうど秋にぴったりだし」

百合さんものってきた
「では、来月あたりで雪が降ったら冬用のカレンダーが出来そうですね。今年というか来年ですかね、雪が降れば楽しそうです」

デブが思い出話のように語る。
「僕が幼稚園に通っていた、あの時代は結構降ったなー。小学生低学年の時代も降った。けど高学年の時代になってから、めっきり降る機会が減ってきたんだよな~」

即席ガイドが締めと言わんばかりに語る。
「そうですね~、ここ2、3年は降っていませんし。今季の冬は降ると良いですね活動の日に。さて、皆さんこれより奥に進むと本日の目的地の店があります。あと、もう少しなので頑張りましょう」

こうして、僕たちは川をあとにした。

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